従業員に給与振込口座を設ける金融機関をしている会社があり、先日、採用面接を行った際に、面接に来た方から『振込口座の一方的な取り扱いはおかしいのではないか』と指摘を受けてしまいました。この方とご縁はなかったのですが、金融機関の指定をすることは法律上よくないことなのでしょうか?と問い合わせがありました。

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こんにちは!

大矢社会保険労務士事務所の大矢です。

従業員の給料を支給するときに金融機関を指定してることありませんか?

たまに金融機関を指定している会社を耳にします。

これはいいことなのでしょうか?

金融機関を指定している

労働基準法には、賃金の支払いに関するいくつかのルールが設定されています。

 

その中に一つに、賃金の給与振り込みについて以下のようなルールがあります。

 

『労働者の同意を得た場合に、労働者が指定する金融機関の本人名義の口座に振り込むことができる』

 

労働者から金融機関と口座の指定があった段階で、特段の事情がなければ同意を得られているとされますが、労働者本人が、もし、口座振込ではなく現金での直接払いを希望すると、それに応じるほかないということになります。

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もっとも、現代においては、よほどの事情がない限り、現金払いを強く要求してくるような方はかなりまれな方ですし、口座振込が当たり前となっている労働者が大半かもしれません。

 

しかし、それでも会社側が強制的に金融機関を指定するというのは、やはり労働基準法違反となる恐れが考えられます。

 

なお、労働者本人の意思を無視して金融機関を指定してしまうことが法違反であるわけですので、特定の金融機関での口座開設とその口座への振り込みについて同意してほしいと依頼、交渉することまでは法違反ということではありませんので、会社の事情なども踏まえて、対等な立場から話し合いが行われるのが良いかと思います。

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賞与の発生要件

ある会社で、従業員に賞与を支払う規定はありませんが、毎年、夏と冬に月給の2ヶ月分ほどの賞与を従業員に支払いをしてきました。

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今期は、業績があまりよくないので、賞与の支給を見送ろうと考えているのですが、支払う必要があるのでしょうか?

 

ということですので、これは、答えから言いますと、従業員から賞与の支払いを請求されれば、支払わなければならないです。

 

どうしてかというと、労働契約や就業規則等において賞与が支払われることとその支給基準が定められている場合には、労働者は会社に対して、賞与の支払い請求権を持つということになります。

 

今回のケースについては、「労使慣行」があるので、労働者は会社に対して賞与の支払い請求権を持っていると考えることができます。

 

この会社は、就業規則に規程はありませんが、長年にわたり、年2回の賞与を支給していて、それが繰り返し行われていたということで、その額についても一応の基準はあると見れるようなケースでは、特段の事情がない限り賞与の支払いについて、すでに労働関係上の慣行、『労使慣行』が成立しているといえます。

 

そして、このような労使慣行は労働契約の内容となると考えられるため、この場合には、就業規則などの規定において賞与の支払義務が明確に定められていなくても、労働者は会社に対して、賞与の支払請求権を持っていると考えられます。

 

したがって、労働者から賞与の支払い請求を受けた場合には、こちらの会社は賞与を支払わなければならないということになります。

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まとめ

給与の支払いに金融機関の指定をすると労働基準法に違反する恐れがあります。しかし、交渉をして指定の金融機関に給与を振込むことは許容されます。強制することは、NGですのでご注意ください。もう一つは、賞与の支払いを就業規則などで規定していなかったが、賞与を長年支払った場合、労働慣行から労働者に賞与の支払いを請求された場合は、支払わなければならないとされています。こうした問題から労働者とのトラブルにならないようにするために社会保険労務士はいます。お近くの社会保険労務士か当事務所までお気軽にお問い合わせください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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