従業員が産休に入る予定だということで、どんな給付があるか?という問い合わせがありました。健康保険と雇用保険から支給されるお金があります。他には、こちらも従業員が、体調を崩して1週間ほど休んでいたが、精神疾患で長期休職となりました。そこで、傷病手当を受ける待期期間の数え方について教えてください。

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こんにちは!

大矢社会保険労務士事務所の大矢です。

出産時の支給金

従業員が産休に入るということで、どんな給付を受けることができるのでしょうか?

 

健康保険から『出産育児一時金』と『出産手当金』、雇用保険から『育児休業給付金』を受けることができます。

オススメ記事:65歳以上の労働者を雇用すると助成金が!?

解説

出産育児一時金

出産育児一時金は、被保険者及びその被扶養者が出産された際に、加入先の健康保険に申請をしてもらうことで、お子さん一人当たりにつき42万円が支給されます。

 

だたし、参加医療保障制度に加入されていない医療機関等で出産した場合は39万円となります。

 

双子などの多胎児を出産した場合は、胎児数の分だけ支給されます。

 

出産手当金

被保険者が出産のため会社を休んで、その間、賃金が支給されない場合に、出産の日以前42日(多胎妊娠の場合は98日)から出産翌日以後56日目までの範囲内で、会社を休んだ期間を対象として支給されます。

 

育児休業給付金

次の2つの条件を満たすことができれば、雇用保険の一般被保険者が育児休業中に受けることできます。

 

  1. 育児休業期間中の各1か月ごとに、休業開始前の1か月当たりの賃金の8割以上の賃金が支払われていないこと
  2. 就業している日数が1か月ごとの期間を各支給単位期間ごとと言い10日以下であること、または、10日を超える場合にあっては、就業している時間が80時間以下であること

 

支給額は、支給対象期間あたり、原則として

休業開始時賃金日額 × 支給日数の67%相当額

育児休業の開始から6か月経過後は50%となります。

 

その他

産前産後休暇中及び育児休業取得中の社会保険料は年金事務所に申請することで、本人負担分、会社負担分ともに支払いが免除されるという特典付きです。

オススメ記事:育児休業中の業務対応で給付金は支給される?

傷病手当金の待機について

会社の従業員が、体調を崩してしまい、1週間ほど有休を取って休んだのですが、精神疾患だったということで、長期の休職になりました。

 

傷病手当金を受け取るために必要な最初の3日間の待期期間について、有休を取り始めたところから数えることはできるのですか?ということで、原則的な考え方からは可能ですが、療養のために労務不能であった日として認められるかどうかはわかりません。

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解説

健康保険から出る傷病手当金というのは、業務外の傷病による療養のために労務不能であった日が4日以上続いた場合に、4日目から申請することができます。

 

最初の4日分については、待期期間とされ、傷病手当金は受け取ることができません。

 

ただし、最初の3日間は、療養のために労務不能であればよいので、有給休暇を取得したり、会社の所定休日であっても問題ありません。

 

今回のケースは、1週間程度休んだ後に医師にかかったということなので、問題は、初診日より前の日が療養のために労務不能であった日であるかどうかという点になります。

 

健康保険法上、医師の診察が必須であるとは認められていないため、理屈では本当に療養のために労務不能であったとしても、初診日前でも待期期間として認められることがあります。

 

このことは、行政通達において、『労務不能の判定は、医学的基準、労務提供による報酬の有無等から一律に行われるのではなく(中略)諸条件を考慮して保険者が判断する』とされています。

 

重要な点は、本当にという部分と、通達中の『保険者が判断する』という部分になります。

 

保険者が本当に労務不能であったと認めて、待期期間として確定するのです。

 

初診日以降については、確かに医師が診察を行っているので、傷病による労務不能というのは、ほぼ確実に認められます。

 

しかし、初診日前は、どんなに名医であっても診察を実際に行っていないので、仮に医師から『受診前から療養のために労務不能だった』という意見があったとしても、保険者としては、無条件認めることはむずしいでしょう。

 

医師や本人に対して、書面等での事情説明を求めてくることもあります。

 

結論としては、初診日前の日から数えてもいいですが、そのために、本人や医師への確認が行われることになり、支給決定までに時間がかかってしまう可能性があることを留意する必要があります。

オススメ記事:退職後の競業避止義務の期間はどのくらい?

まとめ

出産時に受け取れるお金としては、出産育児一時金、出産手当金、育児休業給付金があります。傷病手当金の待期期間については、原則的には、療養のために労務不能であった日として認められる可能性はありますが、本人や医師への確認が行われることもあり、支給決定までに時間がかかってしまう可能性があります。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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