ある会社の契約社員が雇用契約期間満了で退職することになりました。この件でハロワークから、会社都合の解雇という扱いになると指摘されました。期間満了による退職は解雇には当たらないと思っていましたが、違うのでしょうか?ということで、契約期間満了による退職であれば、解雇には当たらなさそうですよね。なぜ?

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こんにちは!

大矢社会保険労務士事務所の大矢です。

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期間満了で退職した人の雇用保険上の取扱い

ある会社の契約社員が雇用契約期間が満了で退職することになりました。

 

この件で、ハローワークから会社都合の解雇扱いになりますと指摘がありました。

 

期間満了で退職する場合は解雇にならないと思っていました。

 

なぜなんですか?という質問がありました。

 

これは、雇用保険制度で、3年以上雇用した期間雇用者については、期間満了時の取扱い方によって、いわゆる「事業主の都合による離職」として扱われることがあります。

 

ハローワークからの指摘は、雇用保険被保険者資格喪失届の項目の1つである「喪失原因」に関する点にあります。

 

雇用保険の被保険者資格喪失の原因は、以下のいずれかを選択することになります。

  1. 離職以外の理由
  2. 3.以外の理由
  3. 事業主の都合による離職

 

雇用契約期間の満了で、離職した場合には、原則としては、『2.3.以外の理由』に該当します。

 

しかし、次の3つの全てに該当する場合には、『3.事業主の都合による離職』となってしまします。

 

  1. 契約更新による雇用が3年以上での離職である
  2. 直前の契約更新時において、雇止めや最後の更新である旨の通知がない
  3. 契約満了時において、労働者が契約更新を希望した

 

Ⅰの『契約更新による雇用が3年以上での離職である』の回避策としては、3年未満の雇用期間で、契約満了とする。

 

Ⅱの『直前の契約更新時において、雇止めや最後の更新である旨の通知がない』の回避策は、直前の更新時点で、次回契約更新しないということを明確に伝えておくことです。

 

ただし、雇用関係助成金が不支給となるペナルティを避ける必要がなければ対策は必要なくなります。

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おまけ

とある会社の代表取締役をされている65歳の方から、役員報酬を大きく下げる代わりに、会社から貸付金の返済や賃料を受け取れば社会保険料などの負担を減らすことができると助言を受けたそうです。

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これによる年金額はどうなるのでしょうか?

 

これまで、役員報酬が高額であったので、老齢厚生年金は受け取っていないということです。

 

これは、役員報酬をどの程度まで下げられるのか、また、本来支給される年金額次第ですが、老齢厚生年金を受け取れる可能性は十分にあります。

 

老齢厚生年金の制度では、

  • 老齢厚生年金の被保険者である場合
  • 70歳を過ぎたことで被保険者でなくなっていても、法人の代表者や週にフルタイムの方の3/4以上勤務する労働者である場合

 

のどちらかに該当する場合、その報酬額・給与額によって、老齢厚生年金の支給額が減額されます。

 

在職老齢年金と呼ばれているものです。

 

例えば、65歳未満で、特別支給と呼ばれる老齢厚生年金を受け取っている被保険者であれば、次の3つの合計が28万円を超えることで、一部または全部の調整を受けます。

 

年齢が65歳以上になると、28万円が46万円となります。

  1. 月々の標準報酬月額
  2. 過去1年間に受け取った賞与の額(標準賞与額)の1/12の額
  3. 老齢厚生年金の月額

 

ここで、見て頂きたいのは、年金額を減少させるお金の種類になります。

 

標準報酬月額と標準賞与額、つまり、役員報酬と賞与ですが、これらは社会保険料がかかるお金になります。

 

役員報酬を引き下げることで、標準報酬月額も引き下がるので、社会保険料の負担も下がります。

 

そこで、貸付金の返済や家賃収入といったものなどは、労務提供への対価ではないため、社会保険料はかかりません。

 

ということは、標準報酬月額への算定には関係しませんので、これらを受け取っていたとしても、老齢厚生年金の額には影響ありません。

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まとめ

雇用期間満了で退職される社員は、条件が整うと事業主の都合による離職とされてしまうので、注意が必要です。回避策がありますので、本文をご参考にしてくださいね。おまけの老齢厚生年金については、標準報酬月額を下げることで社会保険料の負担を軽くすることができ、場合によっては、老齢厚生年金を復活させることができます。こうしたことにお困りでしたら、お近くの社会保険労務士か当事務所までお気軽にお問い合わせください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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