『ある会社の営業社員が得意先の忘年会に招かれ参加してきたとの報告がありました。この忘年会に参加した時間に残業代の支払いが発生するのでしょうか?』というご質問がありました。一般的に考えれば、残業代は発生しないと思いますよね。でも、その理由ははっきりとわからないところがありますので、解説をしていきます。

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大矢社会保険労務士事務所の大矢です。

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取引先の忘年会に参加した場合の残業代について

残業代といった賃金に関しての支払いの有無については、労働時間の有無で判断されます。

 

労働時間というのは、会社の指揮命令下であったかどうかが、第一の判断基準になります。

 

もし、会社から商談を伴った接待をするように指示があったのであれば、これは、会社の指揮命令下であったかどうかの判断基準から、その接待を行った時間は労働時間と判断される可能性が十分にあります

 

一方で、質問にあったように取引先から招かれたということであれば、事後報告ということで、この営業社員は、自主的に参加されたものと思われます。

 

もしくは、事前に上司へ報告・相談されている可能性もありますが、上司から失礼のないようにという程度の指示であったり、参加の推奨程度であったならば、この場合は、具体的な業務命令には該当しないと思われます。

 

上記の理由によって、今回の忘年会は、会社の指揮命令下にあったとは考えにくいということから、労働時間に該当せず、残業代の支払いは不要としてよいかと思われます。

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従業員からの解雇のお願いについて

ある会社のベテラン従業員が、今回、家庭の事情により退職することになりました。

 

会社都合の解雇にしてくれないかと要望があり、本人や会社にとって不都合がないのであれば会社としても対応してよいのですが、問題はありますか?ということですが、これには、問題があります。

 

どういうところに問題があるかというと、雇用保険の給付の不正受給や助成金の不支給などにつながるため問題があります。

 

従業員が失業した場合、ハローワークから給付を受けることができます。

 

一般的に知られている給付は、求職者給付の基本手当と呼ばれる手当で、求職活動を行いながら4週間ごとにハローワークへ出向き支給申請を行います。

 

自己都合退職をした場合は、3ヶ月間の給付制限があるということなので、解雇であれば多くもらえるということもありますが、それが基本手当と呼ばれる手当のことです。

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そういった話の通り、基本手当は、自己都合による離職か会社都合による離職かで基本手当の内容が大きく違います。

 

できることであれば会社都合で離職したいという考えもわかりますが、本来、解雇でないはずなのに解雇であったとして給付を受け取ることは当然ですが不正行為になります。

 

雇用保険は不正受給に対して厳しい対応をすることになっており、不正に得た支給額の返還については、得た金額からさらにその2倍に相当する金額の納付を命じることがあります。

 

もし、仮に10万円を不正受給したとしたら、その10万円と20万円の納付となり、30万円となってしまいます。

 

雇用保険の3倍返しという言葉をご存知であれば、これを指しています。

 

返したら終わりということではなく、さらに、注意していただきたいのが、この3倍返しについては会社も離職理由を偽って届出たということになり、連帯責任を求められます。

 

他には、会社にとってデメリットやリスクがあり、デメリットとしては、雇用保険から支給される助成金の一部が解雇を行った会社に対して、不支給となることがあります。

 

例えば、未経験者や障害者を雇入れたことで受けられる助成金がありますが、ご存知でしょうか?

 

助成金の対象者ではない者であっても解雇をすれば受給できなくなります。

 

リスクとしては、不当解雇と元従業員に主張され裁判沙汰になる可能性もあります。

 

会社の好意に対して、裁判を起こすということをするということは考えたくありませんが、「会社都合で解雇されたという事実があれば、争いを起こすことはさほど難しくないことです。

 

退職に至った経緯をはっきりと示す記録がなければ、会社は上に不利な状況になってしまいます。

 

このように、会社としては良かれと思って行った解雇が、思わぬ結果を招くことになりますので、従業員からの解雇の依頼は、決して応じないことを私からはお勧めします。

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まとめ

取引先の忘年会や懇親会に出席したとき残業代を支払うか?については、本人が自主的に参加した場合は、残業代を支払う必要はありません。従業員からの解雇の依頼については、自己都合による退職を解雇とすることは、事実でなければ応じることはお勧めしません。会社には他にも社員がいるので、社員のためにも会社に不利になることはやめた方がいいでしょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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